子供はどんな母親でも受け入れる
今、虐待などがクローズアップされることが多くなり、親になっても育児放棄し、満足に子育てもしない親御さんがいることは事実です。しかし、そんな親を持ったお子さんは、保護者を攻める事も怒る事もなく、どんなに虐待されても、母親の愛情を欲しがるといいます。
子供から見ると母親は絶対の存在で、どんなに悪い親でも母親なんです。第三者から見てひどい親と感じても、小さい子どもたちからすればどんな母親でも受け入れ、守ろうとします。
これから人の親になる方は、子供というかけがえのない存在が失われることが無いように、またそのかけがえのない人が、人生を謳歌して行けるように育児していくことが求められるのです。子供が、母親に対して信頼をもっている事は当然として、その後、大きくなっていく中で尊敬してくれるような存在となる事が重要になると思います。
子供への愛情はとにかくわかりやすく
子供にいつも「大好き」「愛しているよ」といっている母親は少ないかもしれませんし、特に日本ではあまりそうした感情を表に出すことをよしとしない事も多いです。でも子供たちには、言葉を使わないとわからない事も多いので、伝える事は言葉で丁寧に伝える事が必要となります。
○○ちゃんが大好きだよ、○○ちゃんが一番好き!と毎日愛情を表現してきたお子さんは、自分が愛されているという自信を持つことができるのです。自分が愛されているという自信を持っている子は、親を尊敬しますし、また人を深く愛せる子になります。
毅然とした態度を持つことも必要
たまにゆっくり遊ぶことができる父親は少々子供に甘い、でも怒らせると怖いという認識でいいのです。でも母親は常に子供に接している時間が長いので、子供に甘いという事では困ります。
日々の生活の中で泣くと面倒だからといって、甘えさせていると我慢できない子、忍耐を持つことが出来ない子になってしまう事が多いです。ダメなことはダメな事、悪い事は悪いこと、徹底して子供に態度を示すことが必要になります。
お子さんが親御さんに疑念を抱くこととして、「ママは昨日いいっていったのに、今日はだめっていった」という矛盾です。こうしたことをわかっていないようで、子供は理解しています。
こういう事に矛盾があると、子供は親の顔色をみながら、今日はしてもいいかな?怒られないかな?と行動するようになってしまうのです。これは尊敬にむすびつかないことで、逆に、どんなにいってもダメな事はダメなんだという事を教えてくれたことに尊敬の念を持つと思います。