日常的な動作がツライと感じたら老化のサインかも
年齢を重ねると、日常の動作や動くことに対して不便を感じたり、つらくなったりすることがあります。
老化が始まると生理機能が低くなり、体の器官を構成している細胞も次第に機能が低下していきます。
身体の水分量も低くなるため、脱水が起きやすくなることも。そうなると体のいたるところの機能が低下していきます。
身体的な変化をチェックしてみましょう
身体的な変化として挙げられるのが、まず身長が低くなることです。
身体の水分が減少することにより、背骨の椎間板の水分量も減少し、厚みが薄くなることで身長が低くなります。
また、筋肉量が減少・筋力が次第に落ちていきます。
過去に病気やケガをした人の場合、無理をしないように思うあまり、ほとんど体を動かさない生活になることも。
体を動かさないぶん活動性はさらに低下し、筋肉の萎縮が進行する場合もあります。
骨量の減少が原因で骨粗しょう症が起きやすくなるため、骨量を増加させるよう、縄跳びやジャンプといった瞬発力を高める運動が良いそうです。
ですが高齢者の場合は、安全性を第一に考えた運動を行う必要があります。
ウォーキングやジョギング、水泳のように全身の骨や筋肉を適度に動かす有酸素運動を取り入れましょう。
老化現象があらわれるのは身体的なところだけではありません。
基本的に私たちは五感(視る、聴く、触る、嗅ぐ、味わう)を通して得た情報から、自分の置かれている状況を認識したり、自分の考えを話したりします。
しかし、老化が始まると、記憶があやふやになるといった状況が起きることも。
また、加齢に伴って新しい環境に適応する力・問題解決力の機能が低下するといわれています。
脳内での処理スピードが遅くなるぶん、とっさの判断や反応に遅れがみられる場合もあります。
老化と女性ホルモンの減少は大きく関係している
皮膚の感想やしわ、肌の弾力が低下する原因の一つは、女性ホルモンの減少です。
女性ホルモンが減少すると、皮脂分泌が少なくなるだけでなく、肌細胞が減少し、肌の弾力に欠かせないコラーゲン繊維やエラスチン線維の変性による機能も低下します。
このことを逆に利用して、自分の肌細胞を培養し、コラーゲンやエラスチンを増やす肌の再生医療技術も存在しています。顔の老化がどうしても気になる場合は、試してみてもいいでしょう。
抜け毛が多くなったり、白髪が増えたと悩む人も多いかもしれません。若い時に比べて髪にコシが無くなったと感じる人もいらっしゃいます。
身体・心ともに若く保ちたい!という気持ちを持つことはとても大切です。
運動する場合はくれぐれも無理をせず、自分の身体・ライフスタイルに適したものを選びましょう。