秋から冬、冬から春のように季節の変わり目になると、気温の変化に身体が対応しきれず
風邪をひいてしまうこともしばしばです。そんな時に、つい風邪薬に頼ってしまうという人も
多いかもしれません。
医薬品で風邪の症状が良くなることの代償
たしかに市販されている医薬品には、熱や鼻水などの症状を緩和させる効果が記述されています。
忙しい時期であれば、悠長に眠っていられないので、これらの医薬品に頼らざるえないケースも
多いでしょう。ですが、風邪の症状に代表される熱や鼻水は、言い換えれば
「身体の免疫力が風邪と戦っている状態」なのです。
そのため、医薬品で風邪の症状を抑えてしまうと、体調が良くなったように感じても、
風邪の治り自体は遅くなってしまいます。風邪をひきつつも働ければならない場合や、
あまりに症状が辛い場合は、医薬品を使用するべきですが、上記の理由から、
風邪をはやく完治させたい場合は「医薬品に頼るのが正解」とは限らないのです。
自然な形で風邪を治すという考え方
数ある薬の中でも、漢方薬のように自然な形で病気を治す薬も存在します。
漢方薬は、身体の自然治癒力を高めて病気を治すことに特化している薬が多く、
病気の症状を直接治療したり症状を抑えたりする医薬品とは対照的です。
風邪の症状を無理に抑えて長引かせるよりも、自然な形で治したい人であれば
漢方薬の使用をオススメします。
また、生活の乱れやストレスによる免疫力の低下から引き起こされる風邪も多いため、
風邪を予防するという意味では生活改善なども必須でしょう。漢方薬と同じように、自然素材や
野菜から作られたサプリメントなどは、日々のストレス緩和や免疫力の強化に役立ちます。
ただし、どんな医薬品や健康法を用いても、風邪や病気を必ず防げるわけではないので、
効果の過信は禁物です。